精神の煮こごり。

毎日一回以上更新。次の目標は三ヶ月継続!

【五十六日目】日本の伝統料理に唐辛子が使われないのはなぜか?

韓国料理、おいしいよね。今日、阪急の三番街に新しくできたフードコートで石焼ビビンバを食べていてそう思った。ビビンバ? ピビンバ? 正しい発音はよく知らないけど、あの生卵の乗っかった混ぜご飯のことだ。ごはんが焦げてパリパリになったところがまたおいしい。

 

f:id:nikogori_of_mind:20181222234723p:plain

 

ビビンバといえば子供のころを思い出す。小学校の給食で、ひそかに好きなメニューがビビンバだった。僕の通っていた学校の給食は全般的に微妙な味が多いのだけど、ビビンバは結構おいしい。何より、チキンカツとかハンバーグみたいな人気メニューと比べて圧倒的におかわりをする人が少なかった。だから心置きなく何度もおかわりできたのだ。なぜあんなに不人気だったのかはよくわからない。ビビンバが出るたびに喜んでいたのは僕と足立君くらいだった。

 

そんなことを思い出しながらもぐもぐと食べていると、あることが急に気になった。韓国料理は唐辛子が使われていることが多い。辛いのが魅力なわけだけど、地理的に韓国と近い日本では和食に唐辛子が使われているメニューってほとんどない気がする。何か思いつきます? 日本食で辛いものって言ったら、それこそわさびとかしか思いつかない。韓国は緯度が高くて寒いから、唐辛子をふんだんに使った料理が多いと思うのだけど、東北や北海道だってメチャ寒いのに唐辛子を使った伝統料理がないのはなぜだろう?

 

ということで、気になったのでネットで軽く調べてみました。

唐辛子そのものは、コロンブス西インド諸島で食用にされているのを発見してヨーロッパに持ち帰り世界中に広まっていったそうな。で、日本には伝わってきた経緯については諸説あるらしい。有名なものを三つほどあげると、まず、鉄砲が伝来してきた際に一緒に伝わったという説。次に、キリスト教が伝来した際、一緒に伝えたという説。この二つはどちらもポルトガル人由来ということになる。最後に、豊臣秀吉朝鮮出兵をした際、持ち帰ったという説。真相はわからないが、16~17世紀ごろ日本に伝わってきたようだ。

その後、日本の各地で唐辛子の栽培がおこなわれていたようだ。17世紀ごろ書かれた『百姓伝記』という書物には、東海地方で唐辛子が栽培されていたことが記されている。1625年には、なじみ深い七味が生み出され唐辛子がさらに広まることになった。ただ、このころ唐辛子は薬味として味をととのえるために使われていたらしく、メインの調味料として使われることはなかった。

それはなぜか。日本は江戸時代まで肉食が一般的ではなかった。唐辛子や胡椒などはかなり風味が強いが、もっとも相性のいい肉に使われることがなかったのだ。せいぜい、漬物や煮物、炒め物などに多少使われるだけだったらしい。

 

なるほど、そういうことだったのね。確かに唐辛子は焼き肉、麻婆豆腐みたいな動物性たんぱく質と切っても切り離せない関係だけど、日本では肉料理ってあまりなかったもんね。というわけで、日本の伝統料理に唐辛子を使ったものがないわけ、ようやくわかりました。