精神の煮こごり。

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【九十三日目①】うさん臭い本というジャンル

うさん臭い本、というのがある。具体的には、kindle unlimited やprime readingで読み放題になっているしょーもない自己啓発本やビジネス書のたぐいである。よくkindleの紹介をしている人様のブログを読むと、これらのサービスが紹介されていて「月に○冊読めば元が取れる!コスパ最強!」みたいに称賛しているものを見かけるけど、そういう記事を書いた人は世の中には読むに値しない本がたくさんあるということを忘れている。むしろ読むのに無駄な時間と労力を費やすわけだから、消耗でしかない。

 

僕は自己啓発本が嫌いだ。読んでいてつまらないしまったく共感できないから。価値観の押しつけやツッコミどころも多すぎる。ビジネス書はそこまで嫌いではないが、このジャンルは当たりはずれが大きすぎる。というか、ハズレがかなり多いのでそれを避ける努力に疲れてしまって当たり本を読む気力まで削がれてしまう。

 

えてしてそういうしょーもない自己啓発本やビジネス書は「うさん臭い」身なりをしている。これを言語化するのは難しいのだが、普段からたくさん本や論文を読む人なら容易にかぎ分けられると思う。装丁、タイトル、フォント、内容、さまざまなうさんくさポイントがあるわけだが、個人的に最もそれが表れるのは「ページ」だと思っている。

ゴシック体で改行が多い=スカスカの余白、を見るともうアウト。余白が多ければ読みやすいとでも思っているのだろうか。むしろ、一行~数行ごとに改行されては読みにくくて仕方がない。目が上滑りするし、段落や章の部分的なまとまりがないから、「で、結局何が言いたいの?」「その理由は何?根拠は何?」と突っ込みたくなる。よくわからない写真や図が載っているのもキツい。できれば文字だけで解説してほしいし、どうしても写真や図を載せるのならその意味を明確にしてほしいところであるのだが、体裁重視というか、かっこいい(それっぽい)写真やデータを載せるだけで満足している本が多い。あと、使われている語彙がくだけすぎているのも嫌。口語体でも別にいいのだが、親しみやすさをアピールしようとしすぎて馴れ馴れしくなっていたり、ネットスラングや略語が多いとさすがにうんざりする。もしくは、安易な例えや平易な表現での言い換えが多用されていると、バカな読者にも伝わるように書きました~的な作者の思惑が透けて見えるようでうんざりする。そういう書き方だと余計に内容が薄くなるし。

 

とまあ、愚痴めいているんだけど、一方でこういううさん臭い本は興味の対象にもなっていまして。どの点がうさん臭いのかをしっかり言語化して説明できるようになれば、そしてそういう本がどのような人を購買対象にしてどのような目的で売られているのかを分析できれば、結構面白い気もする。